2006年12月アーカイブ

アクティビティ体験記

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ニュージーランドには、海・山・平原・渓流・湖……と、あらゆる自然があります。
そして、それらの自然と親しむアクティビティもまた数限りなくあります。
その中のほんの一部に過ぎませんが、私たちが体験したアクティビティの実況報告です。

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やって楽しむ

■ラフティング Rafting
二人のインストラクターとともにゴムボートに乗り込み、自分たちでオールを操りながら渓流を下っていきます。

岩を避けて旋回したり、小さな滝を滑り降りたりしたあとは、いよいよクライマックス。高さ約7メートルの滝を落下するのです!
全員でオールを掲げてファイト一発、かけ声とともに滝壺めがけてのダイブです。ものすごい轟音、ボートが“く”の字に折れるほどの衝撃、激流にもまれて上も下もわからない状態。

やっとボートが浮き上がり、やったぁ、無事着水!と思ったら、あれ?ひとりいない! 着水の衝撃で、女性がひとりボートから投げ出されてしまったのです。
でも大丈夫、救命胴衣は着けているし、インストラクターがすかさずオールを差し出して無事救出成功!
落ちた彼女はしばらく茫然自失していましたが、この日は偶然にも誕生日だったそうで、いい思い出になったに違いありません(笑)。


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■パラパンティング(タンデムフライト)Parapanting

インストラクターに抱きかかえられるようにして、大きなパラグライドを背負うと、風の力でふわりと空に浮かび上がります。
私たちが体験したポイントは、サムナービーチのすぐ近く、スカボロヒルの断崖絶壁でした。

強い海風にあおられて、あっという間に急上昇、目の前には青い空と海しかありません。
くるりと旋回すると、今度はスカボロの家々がまるでマッチ箱のよう。
散歩中の人々が手を振ってくれます。

しばらくカモメたちとの遊覧飛行を楽しむと、パラグライドはさらに上昇します。
そしてくるくると旋回しながら、急降下! へたな絶叫マシンよりも絶叫もの! ぎゃ0!という叫び声がスカボロの人々を驚かせたに違いありません。
しかし眼下に広がる景色が、灰色のコンクリートではなく、緑の大自然だということが、奇妙な安心感と快感を与えてくれるのです。
そして私は「ワンス・アゲイン」と言ったのでした。



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■ホース・ライディング Hose Riding



乗馬が楽しめる所はたくさんあります。
通常は馬に乗って景色を眺めたり、海辺を歩いたりしておしまいなのですが、私たちの行っているところでは、馬に慣れてくるといろいろなことにトライさせてくれます。

手始めは、アップダウンのある険しいコースを歩きます。
たずなをこう持ってとか、体を反らしてバランスを取ってとか、細かく指導してくれます。

ひととおりコースをまわると、今度は広い牧草地に出て、駆け足の練習です。
パカポン、パカポンという馬のリズムに合わせるのが難しく、初めはしたたかお尻を打ちつけ、馬も走りにくそうなのですが、ある呼吸を飲み込んで、リズムがぴったり合って駆け始めると、それはそれは気分爽快! 

馬も楽しいらしく、調子に乗ってパッカパッカ走り出すと、さすがに振り落とされそうで怖いのですが、203度通えばこのくらいまではなんとかマスターできます。
疾風のごとく駆け抜ける鞍馬天狗かジョン・ウェイン(古い?)になるのも、夢じゃありません。



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■リュージュ Luge

ハンドルとブレーキのついたソリに乗って、コースを滑り降りるという単純なアクティビティですが、単純なだけに奥が深い。
いかにスピードを落とさずにコーナーを回りきるか、なんてやり始めると大人でも熱中してしまいます。
その証拠にリュージュ大会が催されて、本気の少年・青年・大人たちがしのぎを削っているそうです。そこまでのことはないにしても、童心にかえってわいわい楽しむには手頃なスポーツです。

ちなみに我が家のポールシッターは、長男の謙雄です。どなたか挑戦してみますか?


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観て楽しむ

■ファーム・ビジット Farm Visit

牧羊犬
ニュージーランド名物のひとつ、牧羊犬のショーです。
牧羊犬は、2匹がペアになって、号令に合わせて羊の群を見事に追い込みます。

広大な牧場を駆けめぐり、自由自在に羊たちをコントロールする牧羊犬たちの活躍は感動的です。
普段は絶対に人間に近寄らない羊たちを、彼らが私たちの目の前に集めてくれます。

羊を間近に眺め、記念写真を撮る間、彼らがずっとにらみを利かせているのです。
一般の牧羊犬は吠えて羊を威嚇するのですが、彼らは一切鳴き声を発せず、にらむだけで羊を従わせます。
これが出来る牧羊犬は数少ないそうです。

「よしよし、偉いぞ、ありがとう」一旦仕事が終わると、先ほどのプロフェッショナルな活躍から一転、人なつっこい甘えん坊に変わります。
この子は本当に人間のことが大好きなんだなと思うと、涙が出るほどいとおしくなります。


羊の毛刈りショー
ここからの主役は、牧場主のおじいさんです。
ショーの前にひとりずつ、羊に触らせてくれます。
お尻をついて座り込んだ格好の羊を、後ろから抱きかかえるのですが、こうなると羊も観念するらしく、おとなしくされるがままです。

さて、いよいよ毛刈りショーの始まりです。
バリカンであっという間に毛を刈り込んでいきます。刈っているというよりは、まるで魔法のように、おじさんの手元からムクムクと羊毛がわき出ているみたいです。
羊を裏返したりひっくり返したり、一見乱暴なようにも思えますが、そうやって手際よくやればやるほど、羊にとっては負担が少ないそうです。

ここはコンテストで何度も優勝したことがある、由緒正しい牧場なのだそうです。トロフィーや記念写真をたくさん見せていただきました。最後に刈った羊毛を一掴みずつ、おみやげにいただいて帰りました。


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■ドルフィン・ウォッチング Dolphin Watching


季節やその日のコンディションによって、必ずしもイルカに出逢えるとは限りません。
でも本日は晴天なり。波もおだやか。
期待に胸を膨らませて船に乗り込みます。

1時間近くもじっと海面を凝視しながらクルージングするのですが、なかなかイルカの姿は見えません。
途中、漁船の近くに船を寄せてくれたり、オットセイの巣を見せてくれたり、飽きさせないようにしてくれるのですが、だんだんあきらめムードになってきました。

その時、ナビゲーターのおばさんが、ふいに船の舳先に飛び出しました。
「あそこにいる!」船はナビゲーターの指示に従って、急旋回、スピードアップしてイルカを追いかけます。
「見えた! ホラホラ、あそこ!」みんな大騒ぎです。
手が届きそうな至近距離で、イルカが何度もジャンプします。
「あ、こっちにもいる」「あそこにも!」見ると、なんと10頭近くもの群がいるではありませんか! 「すごい、すごい!」あっちも見たいし、こっちも見たいで、狭いデッキは大混乱。

イルカ10頭の大パフォーマンスに、私たちはもう無我夢中です。「ミラクルだわ!こんなことは滅多にないのに…」ナビゲーターのおばさんも驚き顔でした。


ニュージーランドってこんな国

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<基本情報>
●地理:北島・南島を中心とした、南北に長い島国。全体に平地が少なく山が多い。
●気候:季節は日本の逆。夏と冬の気温差は10度あまりと低く、年間降水量も平均しているが、1日に四季があるというほど気温差もはげしい。
●国土面積:27万500平方km(日本の約4分の3)
●人口:362万5000人
●首都:ウェリントン
●通貨:ニュージーランド・ドル(1ドル=約90円前後)
●公用語:英語
●時差:+3時間(夏は4時間)



<自然と人>

「地球の箱庭」とも呼ばれるニュージーランドには、まだまだ手つかずの自然がたくさん残っています。
国土の広さ形、気候も日本とよく似ていますが、圧倒的に違うのは変化に富んだ地形と、それがもたらすさまざまな表情を持った自然の景観でしょう。


「山岳地では夏でも雪が残り、乾燥した平原や禿げ山があるかと思えば、緑豊かな湖もあります。
市街地を少し離れればすぐに広大な牧草地が広がり、さらには荒々しくも美しい山や海や湖に囲まれているといった具合です。
そうした貴重な自然は、国立公園や海洋公園として手厚く保護されています。


さらに人口よりも羊の数の方が多いというのも、日本と大きく違うところです。
そのせいか、ニュージーランドの人々は「イージーゴーイング」といって、せかせかしないでこだわらない、そんなのんびりとした国民性を持っています。。


また、私たちの暮らすクライストチャーチでは特にガーデニングが盛んで、庭の手入れも日常的な家事のひとつとして定着しており、各家庭の庭にはいつも色とりどりの花が咲き乱れています。
市街地のあちこちにも美しい公園がたくさんあります。
自然と親しんで生きる、そんな人間らしい豊かさのある暮らしぶりと言えます。

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